シャツの着こなし方

シャツの着こなし方

シャツはおしゃれを楽しむための必須アイテムです。
ジャケットやパンツとのコーディネートのほか、シャツ一枚だけでも随分とイメージが変わってきます。
ここでは、シャツの着こなし方の基本をまとめてみましたので、おしゃれやコーディネートを楽しむための参考にしてみてください。

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シャツの下に下着のTシャツを着るべきか着ないべきか

これは男性共通の悩みかと思います。
シャツの着こなし方で一番悩むことではないでしょうか。

シャツは本来下着から変化したものですから、ヨーロッパでは基本的にシャツの下に下着は着ません。

ただし、これは湿度の低いヨーロッパでは問題なくても、高温多湿の日本では同じようにはいきません。

シャツの着こなし方としては、見た目はない方がすっきりしますし、完全に「着ない派」に軍配が上がります。
でも、特に夏場などは下着があったほうが汗を吸ってくれますし、シャツの傷みも少なくなります。

私もシャツの着こなし方としては「着ない派」ですが、重ね着が多くなる冬場になると「着る派」に宗旨変えします。

なかなか結論は出ないと思いますが、オーダーメイドの「風のシャツ」は肌触りや吸湿性などでも、下着の代わりにもなる事を意識して作っています。

また、シャツを買うときの注意点としては、首周りも胴回りも今までのものより少しきつく感じるサイズのものを選ぶと、今風の細めのシルエットとなり全体の雰囲気が確実にランクアップしますので、これもシャツの着こなし方のポイントとなります。(ベーシックなものはシルエットがポイントと覚えておいて下さい)

生地については、見て織りの粗いものは洗った後の縮みを考慮して1サイズ大き目を買うようにします。

でも、「風のシャツ」は素材によって縮率を計算して一人一人のお客様に合わせて作成しますので、ご心配なく!

靴とシャツには気配りを

中国では、人を判断する時 「靴と時計を見なさい」 といいますが、ファッションとしては靴とシャツに品質の良いものを身に着けていると、全体としての格が上がるので、これもシャツの着こなし方のポイントになります。

靴に関しては、私自身長い間、靴の長さで靴を選んでいたので、結果として本当の自分の足のサイズよりも小さいサイズを選んでいました。
しかし、靴には必ず捨て寸という前後のゆとりが必要です。
また、幅と外周で足を靴に固定しますので、幅・外周の部分で自分にあったサイズを選ぶことが必要です。

次に靴を買う機会があるとき、いつものサイズともう1サイズ大きなものを実際に履き比べてみて下さい。意外と新しい発見があるかもしれません。

また、少し乱暴な言い方になりますが、大きい場合は中敷を入れて調整することは簡単ですが、小さい場合は誰かに気前良く上げてしまう以外解決方法はないように思います。

ところで、「イタリア人は黒の靴は履かない」と言いますが、確かに茶のバリエーションだけという人も多く見受けられます。
また、日本ではスーツには紐靴という認識がありますが、イタリアでは結構スーツにスリッポン (紐のない靴) を合わせる人も多いようです。

礼服の黒には黒の靴は必要ですが、それ以外は茶の方が応用範囲が広いと思います。
ですから、ウイークデイに限れば、最初に焦げ茶、中茶、薄茶と形も変えればその3足でほとんどが間に合います。
そして、ウイークエンドには白と黒のスニーカーがあれば、これで一通りは困ることはないと思います。

スーツの選び方は?

さて、自分にとってその服が似合っているかいないかということを判断するコツを、一番身近なスーツを例にとって考えてみたいと思います。

まず、もっとも大事なことは遠目でのバランスを見ること、簡単に言うと、試着をして鏡から5m以上離れて見て、かっこ良いか良くないかを見てください。
これはスーツの場合に限らず、シャツの着こなし方のポイントにもなるので、必ず全体を離れて見るようにしてください。

もちろんそのときは前後左右と鏡に向かって近づいたり離れたりと、動いてみることも忘れないでください。
そして、必ず上着のボタンは留めるようにしてください。

皆さんがその服を選んで試着しようという行動を起こすのは、この生地が好きだとか、この衿が好きだとかという理由でその服を試着すると思いますが、買うか買わないかはサイズだけでなく、必ず先ほどいった遠目バランスを見てから決めても遅くはありません。

着てみると以外に良くないということは往々にしてあるものです。
でも、あまり自分から積極的に選ばない服であっても、着てみるととてもいい感じという服もままありますので、店員さんの薦める服もとりあえずは一緒に着てみるということもお勧めします。

ひとつは、店員さんが薦める服は旬のものですし、それで着こなしのレパートリーが増えるかもしれないからです。

それともうひとつのコツは、スーツを買うときは必ずスーツを着て行くということ。
これは、シャツと靴がスーツ用なのでより判断しやすいということと、店員さんのアドバイスが色々な意味でずいぶん違ってくるからです。

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